●トマス・マロリー●
出自：（1399年−1471年3月14日）
別名：─
字義：マロリー→古フランス語「前触れもなく」「不幸な」
容姿：─
家族：─
●
「アーサー王の死」の著者。
古物収集家ジョン・リーランドはマロリーをウェールズ人だと考えた。
最近の学説ではウォリックシャー州ニューボールド・レヴェル出身と考えられている。
マロリーの生涯に関して確実とされるものは少ない。
「アーサー王の死」の完成から2年もたたない1471年3月に、彼は死んだ。
イングランド議会の議員に二度選出された。
1450年代には、強盗、強姦、羊泥棒、バッキンガム公暗殺未遂等の罪を犯した。
2回脱獄している（片方は武器を用いての強行突破、もう片方は堀を泳いでの逃走）。
ロンドン内の複数の刑務所に投獄されたが、保釈で出獄中の収監になった事もある。
自身に対する賠償請求訴訟に姿を見せた事がない。
1460年代に一度だけ、王（ヘンリー６世）の恩赦を受けた。
ヘンリー６世の別の恩赦やエドワード４世の恩赦では、明示的に除外されていた。
この事は、作品の一部を獄中で書いたとマロリー自身が節末に記している。
ウィリアム・オールディスは、「アーサー王の死」の奥付におけるマロリー自身に関する記述から、マロリーが
司祭だったかも知れないと考えた。

五十音順トップへ
出自別トップへ
種族別トップへ
トップへ