●トール●
出自:北欧神話
別名:ソール、ドナール、ホラ、ドンナー、赤髭
同一:─
前神:─
字義:落雷の擬音
容姿:神々の中で最も背が高く、逞しい身体と赤い髭、黄金よりも明るく美しい髪を持つ
家族:母にヨルズ、妹にフリッグ、妻にシヴ、子にスルーズ、継子にウッル
 ヤールンサクサとの間にマグニ、モージ、(「新エッダ」によると)父にオーディン

雷神。広くは天空の光の多くを司っていたと言う。アース神族の勇者。
冠婚葬祭と農作物の実りと人間を守護する。
顔には赤い髭を生やしている為、「赤髭」の異名を持つ。
全てを粉砕する槌ニョルニルとその柄を握る為の鉄の手袋、締めれば全身の力が倍増する腹帯を持つ。
タングニョーストとタングスリースニルという二頭の牡山羊を所有し、この山羊は晩餐に出されても、ニョルニルで清めれば復活した。
この二頭に車を引かせ天空を駆け巡り、その時鳴り響く音が雷と言われる。
従者にシャールヴィとロスクヴァという人間の兄妹。

スルーズヴァンガル平野にあるビルスキルニルという館に住む。
640余りもの部屋があり、神々の館の中では最大。
農民は死後、ビルスキルニルに迎えられる。

怪力の持ち主で、神々の中で唯一力において巨人族に勝っていた。
実直で単純な戦士。自分にも他人にも素直で、心優しい人の良い神。
その反面鋭敏さに欠け複雑な思考が苦手。大食漢で大酒飲み。

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