●トト●
出自:エジプト神話
別名:トート
同一:ヘルメス、メルクリウス
前神:─
字義:「大いなる尊きヒヒ」
容姿:人身獣頭の神で、トキ、もしくはヒヒの頭を持つ
家族:─
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知恵と魔術を司る神で、文字を書く事が出来、神々の世界で書記の役割を持つ。
古代エジプトの都市ヘルモポリスでは最高神とされた。
彼は常にオシリス、イシス、ホルスといったセトと敵対する善性の神に従い、協力する。
オシリスの法廷では「ラーの天秤」という秤に死者の心臓を載せ、その重さを量る。
測定の結果を葦のペンでパピルスに記す役目を持つ。
この結果がオシリスに見せられ、死者が天国に行けるかどうか決められた。
死んだオシリスを甦らせる呪文をイシスに教えた。
またセトに負わされた目の傷を呪文で癒したりもした。
知恵や魔術を象徴する月と関連づけられ、月の出ている時間の支配権を持った。
42巻からなる「トトの書」を記した。
後にオリエント全域で信奉され、ヘルメス、メルクリウスと同一視された。
魔術師の守護者と考えられた。
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