●角盥漱(つのはんぞう)
出自:日本「画図百器徒然袋」
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─

角盥(洗面道具)の妖怪。
平安時代の歌人小野小町に、草子洗いの逸話がある。
六歌仙の一人大伴黒主が「万葉集」に小野小町の歌を盗作して書き込んだ。
それを自分の歌だと証明する為、小町は歌の書かれた紙を角盥に入れて洗った。
すると文字が綺麗に落ちたので、大伴黒主の盗作がばれ罪にとわれたと言う。
鳥山石燕はこの話を題材に角盥の妖怪を創作したのだろうとされる。

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