●氷柱女(つららおんな)
出自:日本→秋田県、新潟県
別名:氷柱女房(つららにょうぼう、しがらにょうぼう)
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:色白で美しい女

冬に家の軒先などに出来る氷柱の精。
吹雪の夜等に宿を求めてやってくる。
寒いからといって風呂に入れてやると溶けてしまう。
溶けた後には再び氷柱に戻り、天井から氷柱がぶら下がっている。

氷柱女が人間の男と結婚する事がある。
軒に出来た氷柱を鋸で切っていた独身の男が氷柱を見てこんなに美しい女房が欲しい物だと嘆いた。
その夜美女が女房にしてくれと訪ねて来て、二人は夫婦となる。
女房は風呂に入るのを嫌がり、無理にいれてやると櫛や氷柱の欠片が湯船に浮いていたと言う。

氷柱が溶ける春になると行方不明になり、次の冬が来ると再びやってくる。

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