●土雲八十建(つちぐもやそたける)
出自:日本神話
別名:(「日本書紀」によると)土蜘蛛八十梟師とも書く
同一:─
前神:─
字義:「八十建」=「多くの勇敢な人」
容姿:─

神武天皇が東征の折りに出会った神。
忍坂(おさか)の大室(大和国磯城郡(やまとのくにしきぐん))を勢力下に置く土雲族(土蜘蛛族)の頭目。
古事記によると「尾ある土雲八十建」とあり、日本書紀の表記と合わせて考えるに、土着民の身体的特徴や穴居習慣を蜘蛛に例えて
悪し様に罵った物と思われる。
単一の神格、あるいは人格ではなく、「まつろわぬ民」土雲族そのものだったと思われる。
神武天皇は土雲八十建を討つ際、八十膳夫(やそかしわで)(80人の膳夫)を用意したと言う。

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