●淮南王劉安(わいなんおうりゅうあん)
出自:道教
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:祖父に高祖(こうそ)
家族:─

前漢の時代に八公(はっこう)と言う八人の仙人の教えで昇天した神仙。
武帝の時代に淮南王に封じられた。
百科全書風の思想書「淮南子(えなんじ)」を編纂した事で有名。
「神仙伝」によると、劉安は父の領地を受け継いで王となった。
決して驕らず、儒学を尊重し、天下の優れた人士を招いて、その数は数千人に上ったと言う。
ある時、八人の老人が訪ねて来て、子供に変身したり、再び元の姿に戻って見せたりした。
驚いた劉安は直ぐに弟子入りし、各種の異術、仙薬の製造書等を授けられた。
この頃、雷被(らいひ)、伍被(ごひ)と言う者が恨みから劉安が謀反を企てていると皇帝に訴えた。
そこで八公は今こそ劉安を仙化させるべく山に篭らせ、大掛かりな祭りをして昇天させた。
劉安の家には丹薬(たんやく)の残った容器があった。
これを舐めた鶏や犬も昇天し、仙鶏(せんけい)、仙狗(せんく)になった。

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