●和気広虫(わけのひろむし)
出自:日本
別名:子育大明神
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:弟に和気清麻呂(わけのきよまろ)

平安時代の女官。
法均尼(ほうきんに)の俗名。
和気広虫は生来慈愛に富んだ性格だったと言われている。
藤原仲麻呂が天平宝字8(764)年に反乱を起こし吉備真備(きびのまきび)によって滅ぼされた時、戦乱で孤児になった83人を養子として育てた。
また敗戦兵死刑囚37名の助命を嘆願し、叶えられたと言う。
清麻呂の事に連座して備後に流されたが、後に赦され、王四位上典侍となった。

慈悲深い人柄により、子育大明神と呼ばれ、信仰される様になった。
保育の祖神、守護神。
京都市上京区桜鶴円町、護王神社(ごおうじんじゃ)の祭神の一人。
もう一人の祭神は弟の和気清麻呂で護王大明神と呼ばれる。
和気広虫は旧官幣、国幣社の祭神の中で、臣下出身ではただ一人女性。
現在護王神社では祭神姉弟の遺徳をしのび、教養施設として弘文館を開設している。

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