●輪入道(わにゅうどう)
出自:日本、「画図百鬼夜行」「今昔画図続百鬼
別名:─
同一:─
前神:片輪車(かたわぐるま)
字義:─
容姿:炎に包まれた牛車の車輪の中に巨大な入道の顔を持つ

牛車の持ち主が死んで妖怪化した物。
深夜に道を炎を上げながら疾走する。
「此処勝母の里」と書かれた札を家の戸口に貼れば、輪入道を避ける事が出来る。
この呪文は孔子の弟子、曽子が母に勝つと言う名前を嫌って勝母の里に足を踏み入れなかった事に由来する。

「諸国百物語」に登場する片輪車という妖怪を元にしているのではないかとも言われる。
今昔画図続百鬼」によると、輪入道の姿を見た者はを抜かれてしまう。
輪入道は子供を襲う妖怪。
子持ちの女が夜道を走り回っている輪入道を見ていると、その隙に小さな子供を八つ裂きにしてしまう。

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