●ヤクシニー● 出自:インド神話、ヒンドゥー教、「ジャータカ」 別名:ヤクシー 同一:ハリティー、ダーキニー 前神:─ 字義:─ 容姿:妖艶な美女 男性形はヤクシャ。 人食いの習慣があり、ハリティーやダーキニーが代表的な例。 富の神クヴェーラに仕える精霊の一種。 彼女はヒマラヤや異界、空中、森や水中に棲み、秘宝の番をしている。 情け深い守護神であり、豊穣をもたらす者として崇拝される。 仏教では淋しい場所に出没し、物思いに耽る人間の邪魔をし、敵意を示す事もある。 人食い鬼とされ、目は血走っていて瞬きはせず影がなく、恐れを知らず慈悲もない。 美しさを武器に男を誘惑し、その肉を食ってしまう鬼女へと変化した。 古代インドの仏教説話集「ジャータカ」の「雲馬本生物語」に登場する。 セイロン島に棲み、漂着した難破船の多くの男達を誘惑し食らった。 |