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弥三郎婆(やさぶろうばば)
出自:日本→新潟県→弥彦山、南蒲原郡→葛巻村
別名:弥三郎の妻、弥三郎の母
同一:山姥
前神:─
字義:─
容姿:─

弥彦山を祀る家系の一つに鍛冶を神職とする一族がある。
当主は代々「弥三郎」と名乗り弥彦山の神殿に仕え、神火の管理を司っていた。
この家の女は特に強い霊力を持っているとされた。

また新潟県南蒲原郡葛巻村に伝わる伝説では弥三郎は網を使って猟をする猟師。
ある時、弥三郎は狼の群れに襲われる。
木の上に逃れたが、狼は一向に諦める気配は無い。
そこへ弥三郎婆が現れ、黒雲の中から手を出して弥三郎を捕まえ様とした。
弥三郎はその手を鉈で切り落とすと、それを家に持って帰った。
家にいた婆は腕を奪って逃げたと言う。

弥三郎婆の様な山姥は山の司祭が変じた物であるという説もある。