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四大元素(よんだいげんそ)
出自:錬金術
別名:─
同一:─
字義:─

この世界は四つの元素から成り立っていると言われる。
すなわち火、水、風、土の四つの元素(エレメント)。
最も始めにこれを唱えたのは、ギリシアの哲学者エンペドクレス。
神秘学では、
火(精神)、水(感情)、風(知識)、地(物質)と考えられ、
この四つのバランスのとれた人間は至福を手に入れると言われた。

錬金術では、万物はこの四つの元素によって規定され、物質と精神のあらゆる状態は
この基本となる四元素で表す事が出来ると言う。
さらに第五の元素としてエーテルがあり、エーテルは物質の基本体で
このエーテルに四つの特性(熱、冷、乾、湿)のうちの二つが加わることで
火、水、風(空気)、土の四元素が誕生するとされた。

火(物質を変性させるエネルギー)熱と乾
水(液体を表す)冷と湿
空気(気体を表す)熱と湿
土(固体を表す)冷と乾

錬金術師カンスリエによれば、火、水、空気、土のどれに規定されるかによって
流動体になったり、液体になったり、気体になったり、固体になったりする。