● 出自:錬金術 別名:─ 同一:─ 字義:─ この世界は四つの元素から成り立っていると言われる。 すなわち火、水、風、土の四つの元素(エレメント)。 最も始めにこれを唱えたのは、ギリシアの哲学者エンペドクレス。 神秘学では、 火(精神)、水(感情)、風(知識)、地(物質)と考えられ、 この四つのバランスのとれた人間は至福を手に入れると言われた。 錬金術では、万物はこの四つの元素によって規定され、物質と精神のあらゆる状態は この基本となる四元素で表す事が出来ると言う。 さらに第五の元素としてエーテルがあり、エーテルは物質の基本体で このエーテルに四つの特性(熱、冷、乾、湿)のうちの二つが加わることで 火、水、風(空気)、土の四元素が誕生するとされた。 火(物質を変性させるエネルギー)熱と乾 水(液体を表す)冷と湿 空気(気体を表す)熱と湿 土(固体を表す)冷と乾 錬金術師カンスリエによれば、火、水、空気、土のどれに規定されるかによって 流動体になったり、液体になったり、気体になったり、固体になったりする。 |