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悪鬼(あっき)
出自:「日本法華験記」
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:

この世に様々な悪をばら撒く達の総称。特に病気や流行病を撒き散らす。

「日本法華験記」によると、ある二人の僧が道に迷い古寺で一夜を明かすことにした。
真夜中になり寝静まった頃、悪鬼が不意に壁を突き破って堂内に入り込んだ。
悪鬼は二人のうち、年老いた僧をかみ殺した。
もう片方の若い僧は仏像にしがみ付き、一心に法華経を唱え続けた。
しばらくして夜が明けたが、若い僧は悪鬼に危害を加えられる事無く無事であった。
若い僧は抱きついていた仏像を見ると、それは毘沙門天であったと言う。