●オベロン● 出自:イギリス、「ユオン・ド・ボルドー」、「真夏の夜の夢」、「妖精の女王」 別名:─ 同一:─ 前神:アルベリッヒ(王) 字義:─ 容姿:三歳位の子供程の大きさ 家族:妻にティターニア、人間の娘との間にロビングッドフェロー イギリス伝承に登場する妖精の王。空気と月光と夢を司る。 舞踏会や儀式等妖精の国の全てを取り仕切る。 身体が小さいのは呪いによる物だと言われる。 オベロンの誕生の際に招待されなかった妖精達の呪いで三年目で成長が止められた。 しかし誕生の時に参列した他の多くの妖精達から数々の不思議な能力と、 いくら飲んでもワインが尽きない黄金の杯や絶対に狙いを外さない弓等を贈られた。 元々は人間で、呪いが原因で妖精になったという話もある。 性格は非常に気が短く、身勝手な王としても知られる。 人間に恋する事もあるが、そのつどティターニアと夫婦喧嘩をする。 夫婦でインドに棲んでいるという説もあり、夜になるとヨーロッパを訪れる。 フランスの散文「ユオン・ド・ボルドー」に始めてその名が登場する。 その後、イギリスにてシェイクスピアの「真夏の夜の夢」、 エドモント・スペンサーの「妖精の女王」等に登場した。 |