●ミノタウロス●
出自:ギリシア神話
別名:本名:アステリオス
同一:─
前神:─
字義:「ミノスの牡牛」
容姿:下半身人間、上半身牡牛の姿
家族:父にミノス、母にパシファエ、妹にアリアドネ

クレタ島の王ミノスが、約束した生け贄をポセイドンに捧げなかった為妻パシファエが牡牛に恋い焦がれ、身ごもった子。
ミノタウロスは乱暴で手におえなかった為、ミノスは困り果てた。
そこで王は名工ダイダロスに命じて作ったラビュリントス(迷宮)に彼を閉じ込めた。
食料としてアテナイから毎年7人の少年、7人の少女を送った。
ミノタウロス退治にやって来たテセウスを見たアリアドネは一目見て助けようと考えた。
テセウスは生け贄に混じってラビュリントスに侵入、ミノタウロスを倒す。
アリアドネに貰った糸を辿り、迷宮から脱出した。

この伝説は古代クレタ島で行なわれていた聖牛崇拝にちなむと言われる。
ミノタウロスが閉じ込められていた迷宮は、本来「諸刃の斧の宮殿」と称される城。
犠牲の牛を殺す為に用いられた儀式用の斧「ラブロス」から「ラビュリントス(迷宮)」へと連想の飛躍が生じたという説がある。

五十音順トップへ
出自別トップへ
種族別トップへ
トップへ
inserted by FC2 system