●ジン● 出自:アラビア、イスラム神話 別名:単数形:ジンニー、女性形:ジンニーヤ 同一:イフリート、グール、ディニンガ、ディフ・エレビ 前神:─ 字義:─ 容姿:どんな姿にも変身出来、普段は蛇の姿をとる 家族:祖先にイブリース アラヴ、イスラムの神話では超自然の力を備えた醜く邪悪な悪魔を指す。 ジンというのは複数形。 イスラム以前の信仰では、ジンは自然界に存在する霊で、人間を狂わせる事が出来た。 荒れた人気のない砂漠を徘徊し、通常は人の目に見えない。 人間の姿をとる時には人間と同様に飲食し、結婚し、子をなすことが出来る。 人間とジンの間に出来た子供は双方の特徴を兼ね備える。 イスラムの伝承では、天使イブリースの子孫とされ、人間と天使の中間の存在とされた。 イスラム教を信仰する者は美しく善良な霊になり、しない者は悪魔とされた。 「コーラン」によるとアラーが煙のたたない火から創造した。 大地を取り巻いている神秘の山々カフに棲んでいる。 現在は浴場、井戸、便所、廃屋、市場等に好んで棲んでいる。 アラビアの精霊を五階層に分け、上から マリード、イフリート、シャイターン、ジン、ジャーンと呼ぶ。 単に狡賢いジンをイフリートと言う事もある。 また、グールもジンの一種とされる。 |