●シャマシュ● 出自:バビロニア神話 別名:─ 同一:ウトゥ、ネルガル、ケモシ、ミトラス 前神:─ 字義:─ 容姿:ギザギザの剣を持ち、船(太陽の光を放つ翼のついた円盤)に乗って空を飛ぶ姿 円盤は後に馬になり、戦車になった 家族:父にシン、母にエンガル、きょうだいにイナンナ、ヌスク、妻にアヤ、 子にキトゥ、ミシャル ハムラビ王時代に最も崇拝された太陽神。 全てを見そなわす神であり、その為正義と占いの神であると考えられた。 天と地の裁判官にして人間の運命を定める者。 また、病を撒き散らし虐げられた人々の擁護者。 毎朝、蠍の男が巨大なマーシュ山の門を開き、シャマシュは天空への旅を始める。 シャマシュはゆっくりと山を登っていき、やがて空の最高点に達する。 夕方が近づいてくると、馬車をもう一つの山の方へと進め、山の門に姿を消す。 夜の間シャマシュは地下深くを旅し、再び最初の門へと戻ってくる。 ウルの英雄ギルガメッシュとその友エンキドゥがフンババに戦いを挑む際に 彼等二人に激しい風を貸し与えた。この事から、風の神であるともされる。 ある時鷲と蛇がシャマシュのもとに永遠の友情を誓った。 しかし彼等の子供が生まれると、鷲は悪心を起こし蛇の子を食べた。 蛇はシャマシュに裁きを求め、シャマシュは鷲の翼を折り穴に投げ込んだ。 この鷲はシャマシュの導きで子宝に恵まれないエトナという君主に助けられた。 エトナは天界にある「命の植物」を子宝を得る為にとりに行く為に鷲の背に乗った。 エトナと鷲は上昇を続けるが、途中でエトナは上昇をやめるように鷲に言い、 彼等は大地に激突して命を失った。 エトナが何故命の植物を諦めたかはわからない。 |