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●スーリヤ●
出自:インド神話、ヒンドゥー教
別名:スーリヤ・ナーラーヤン、バイラ、ボラーム、ダルム、ベロ、シング・ボンガ、ダルミ
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:赤で現される事が多く、髪と腕が金色
複数の馬に引かれた戦車に乗り、手に蓮の花を持つ
家族:父にインドラ(もしくはディヤウス)、母にアディティー、妻はサンジュニャー、
子にレヴァンタ、アシュヴィン
(一説には)兄弟にインドラ、アグニ、(一説には)プルシャの眼から生まれた

太陽神。鍵十字をシンボルとする。
慈悲深い神で、病気や災難の時に助けてくれる。
戸外の蟻塚を祭壇として、白い鶏を生贄に捧げる。
「ヴェーダ」の中で最も重要な神々の一人とされる。
スーリヤはインドラ、アグニと三神一座とされる場合があり、その場合は三兄弟とする。
「プラフマプラーナ」によると、スーリヤは十二の「輝き」があるとされる。
この輝きはインドラヴィシュヌ、ヴァルナ、ミトラス等の神々の名が与えられている。
「これらの輝きにより宇宙に浸透し、人間の奥深くの魂をも照らす最高神」とされる。

「リグ・ヴェーダ」ではあまりの熱さに母親のアディティーに遠くに放り投げられてしまった。
彼の妻サンジュニャーもスーリヤのあまりの熱さに消耗し、夫の元を去った。
サンジュニャーは去り際に侍女にスーリヤを頼んだが、彼は妻を捜しに出かけた。
森の中で雌馬に変身していたサンジュニャーを見つけ、スーリヤも馬に変身し結ばれる。
この時にサンジュニャーはレヴァンタとアシュヴィンの双神を産んだ。
サンジュニャーの父がスーリヤの熱を減じさせ、彼女は夫の熱に耐えられる様になった。
削られたユーリヤの熱は地面に落ち、神々の武器となった。