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●アヌビス●
出自:エジプト神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:ジャッカル又はドーベルマンの頭に人間の体をした姿、もしくは完全な犬の姿
家族:母にヘザト(もしくはバステト)、妻にインプト、娘にケベフト
    (一説によると)父にオシリス、母にネフティス

エジプト人は彼を「冥界の守護者」と畏れ敬ったが、時代が経つにつれ
もう一柱の冥界神オシリスへの信仰が高まり彼はオシリスの補佐役となった。
砂漠の墓地をうろつく犬の姿を見た人々が、
犬を墓地の守護者と考えた為生まれたと言われる。
ティニスで信仰が始まった。
「ケンティ・アメンティウ(西方人の筆頭者)」の称号を持つ。
柱からぶら下がった血のついた白黒の牛皮をシンボルとする。

あらゆる人間の死期を熟知している。
占い師は底にアヌビスの模様のついたカップを用い、依頼者の未来と死期を占った。

アヌビスはセトに16分割されたオシリスを組み立て、エジプトで最初のミイラを作った。
この為アヌビスはミイラ作りの後援者となった。
ミイラが腐らない様に防腐処理が施されているか否かチェックする。
ミイラが墓に運び込まれると、肉体から魂(バー)を抜き出して冥界へと案内する。
真理の間において裁判を行い、死者の心臓を真実(マアト)の秤で真実の羽根と比べる。
心臓が羽よりも軽かった場合、咎人として心臓をアーマーンに食べさせる。
裁定についてはアーマーントト参照。