●アレス● 出自:ギリシア神話 別名:エニュアリオス 同一:マルス、エニュアリオス 前神:─ 字義:「城壁の破壊者」 容姿:─ 家族:父にゼウス、母にヘラ、きょうだいにエイレイテュイア、ヘーベ、 アフロディテとの間にエロス、ハルモニア、フォボス、ディモス ピュレネとの間の子にキュクノス オリュンポス十二神の一柱。 戦争の神。戦の残酷さや熱狂を司る。 相手を殺す事を大切だとするので、同じ軍神のアテナとの仲は良好では無い。 父であるゼウスにも嫌われ、「オリンポスの神々の中で最も嫌いなのはお前だ。 お前は戦いの他に何の楽しみもない。」とまで言われている。 トラキア地方の信仰から派生したとされる。 火星の神。蠍座の一等星アンタレスは、アレスに対抗する程の者という意味を持ち、 その明るさを表している。 フォボスとダイモスは火星の二つの衛星にその名前がつけられている。 ヘラクレスに殺された息子キュクノスを悼んで、キュクノスが殺した人間達の骨で 神殿を組み上げた。 トロイア戦争中、ギリシア軍のアテナの加護を受けたディオメデスと戦い、 腹を切り裂かれたアレスは、大地を揺るがす大声で泣き喚き、ゼウスの元へと帰った。 しかし逃げ帰ってきたアレスに対しゼウスは、自分の息子でなかったら地獄に 突き落としていた、と罵った。 へパイストスの妻のアフロディテと恋人関係にあった。 アフロディテと恋仲にあると知ったへパイストスがベッドに仕掛けた罠にはまり、 女神達の笑いものになる。 |